お客様の声(富山県より)

色が濃いのはパプリカでしょうか?

この度はご縁があって卵を買わせて頂くことになりました。私は卵だけは拘りがあり、今まで青森の「ときわたまご」を10年以上たべていました。「ときわたまご」は色が薄く自然のにおいがする卵です。一時、茨城の卵も…こちらは平飼いで見学に行ったこともあります。私は飼育の仕方と餌にこだわります。餌は特に遺伝子組替えのトウモロコシなど混ぜていないか?など…いくらいい環境でも餌が悪いとだめです。私のまわりの何人かに食べてもらっています。色が濃いのはパプリカ?産卵の時期だと思いますが…。匂いはあまり感じないので…。みんなの意見を聞いてまたメールしたいと思います。また、情報ありましたらメールください。
(2010年3月1日 富山県・T様)

川瀬より

この度思い出たまごをお買い上げいただきありがとうございました。
T様は卵にこだわりを持っていられるとのことですので、私の卵生産の所感を記させていただきます。
私は鶏飼いして42年になります。ずっとこの業界を見ながらやってきました。今生産している卵は、おいしさ(コク)を追求した卵です。
美昧いかどうかは食べれば誰でもわかります。DHAがどうの、ルテインがどうの、葉酸がどうの、黄身の色の濃淡がどうのというのは、食する前のイメージ作りには重要です。
イメージと食した後の味わいで卵の評価となります。
コク(旨味)のある卵は当然ビタミン・ミネラル・たんぱく質(動・植物)等多く含んだ飼料を与えなければコクの有る卵は生産されません。更に極上のコクを持たせ、匂いを抑え、卵白にも力を持たせるには植物の種子まで鶏に与えます。
卵黄の色はパプリカが主体です。ニンジンなどにも含まれているビタミンB12(ベータカロチン)を多く含んでいます。
おいしい卵を作るには、飼料にこだわることと、鶏の健康管理の両方が大事です。
四季を通して上記のような高配合飼料を吸収できる丈夫な腸を持っているかです。ストレス状態になれば、人間と同じようにしっかり食べて栄養を十分に吸収することができなくなります。
私は鶏を2羽ずつケージ(籠)に入れて飼育しています。いつも自分がケージに入っていたらどうして欲しいかを考え、自分がして欲しい事を鶏の所へ持っていくことを原則としています。鶏の管理は全て原則を忠実にやることだと思っています。平飼い・放し飼いは鶏が自分で餌などを取りに行けるという点でストレスが少なくなるというメリットがありますが、排泄物を踏んだ足で巣床に入り産卵することによって卵に菌類が付着しやすい事、また床や地面にいる虫類を食べる習性があるため、鶏の腸内に雑菌が入るリスクが高くなり、そこから雑菌が卵に移行するリスクが高くなるので、私たちが食べる卵はケージ飼いの卵の方が安全だと私は考えています。
次にトウモロコシの遺伝子組み換えの件ですが、私には遺伝子組み替えたトウモロコシを鶏に与え、その卵を人が食したから健康被害が出るのかどうかは分かりません。人体に影響はないのではないかと考えています。飼料には20%位大豆かすも入っています。大豆も遺伝子組み換えしています。最近の組み替えは少しの水分でもトウモロコシ・大豆の収穫ができるように組み換えが行われていると聞いています。国内の飼料米を使えば安心できますが、数量が微々たるもので、コメ作行政失敗のツケを思い付きで昨年あたりから補助金付きで奨励していますが、3年後どうなっているのかわからない施策です。トウモロコシも飼料米も飼料カロリーベースは変わらないので農水省の指示で飼料メーカーが使ったら良いのではないかと思っています。そうなれば私の鶏も飼料米を食べるわけですから、今現在飼料米を食べさせた卵だからと言って価値を持たせるのは、かえって消費者を惑わす事だと思っています。
以上長々と書きましたが、T様にこういう思いや考えで思い出たまごの生産をしている私の心情を知って頂きたくて書きました。
ぜひ、これからも川瀬養鶏場の思い出たまごを食べてください。